杉村太蔵さんの話を聞いて(2)
ファーストコンタクトから
アイスブレイク(場の空気をなごまし自分のフィールドへ持っていく感覚)の
一連の流れはさすがと
いう感じでした。
講演慣れしている人は
概ねこんな話をしようということを
頭の中にぼんやり持っていて
その場の雰囲気や空気を見ながら
話を組み立てていく人が
多いと思います。
(もちろんそうではない人もいますが
そういう人はだいたいどこでも同じ話になりがちで
2回3回聞くともういいか・・・となることも多い)
まさにそんな感じ。
その場にいる人たちを観察しながら
眠そうな人はいないか?
どんな会社の人たちがいるのか?(事前にリストが渡っていたよう)
年代は? などの見た目の情報をもとに
この人たちにどんな話をするのが
良いのだろうか。役に立つ話はどの話だろう(などと考えているのだろう・・・)
と考えながら話を進めているのが
よくわかりました。
前回書きましたが
年齢の話は
さすがに
もうそこまできたか・・・という感じでした。
年齢の話餓鬼になる方はこちらから↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
太蔵さんが紹介した本の中で
事実を客観的に知った上で考察しなければいけない。
その事実とは何か
・
・
・
それは数字でしか示せない。(客観的データ)
この数字(事実)に基づいて
未来を考えないければいけない。(考察すべき)
と
どうしても人間は
悪い情報に引っ張られやすく
少しのネガティブな情報に影響され
あたかも全てが悪いような印象操作をされてしまいがちだし
自分たちの判断もそうなりがちである。
なので
客観的事実に基づいて
判断しなければ
間違ったジャッジをしてしまう可能性がある。
これもいつも思うことですが
この印象操作に騙されている人の
多いこと多いこと。
騙されているとわかってないことが
一番問題なのですが
これは本人が気付くしか
方法がないのもまた事実なのです。
例えば
この最近高齢者ドライバーの事故が非常に多い。
高齢者の免許証は返納させたほうが良いのではないか?
という議論が多く出ました。
池袋の痛ましい事故では
高級国民は逮捕されない。などと
日本中で炎上しました。
また、事故が起こるたびに
また高齢者が事故を起こした。
これはルールを作ってでも返納させなければいけないのではないか・・・。
などの議論が起こるわけです。
では
本当に高齢者の事故は増えたのでしょうか?
日本でも昔交通戦争だなんて言われた時代もあったわけです。
そのピークは1970年ごろで
死亡者数は16765人でここを
ピークに年々減少し
昨年は3532人と
約5分の1まで減ってきたわけです。
その中での
高齢者の死亡者数はこの10数年
ほとんど変わっていません。
2000名程度で
むしろ若干ずつ下がってきているのが
データでわかります。
ということは特にこの1〜2年で
高齢者ドライバーの死亡者数が急激に上がったわけではなく
ただ単にそういうニュースをよくするという
だけで
これもまさにメディアコントロールを
されているわけです。
これの意味するところは
と考えると
その裏に何を実行させたいがための
ニュースなのだろうと
勘繰らざるを得ません。
この例のように
実際のデータは嘘はつきませんし
そのデータの方がより現実的な具体的な
策を考える手段として
有効ではないか。
ということが考えられます。
ぜひデータを大切にしてもらいたいですね。
次は太蔵さんの投資の話ができればと思います。